2008年9月16日

お化け屋敷「幽霊物件~呪われる家~」〔東京ドームシティーアトラクションズ〕

ちょいと遅くなりましたが…行ってきたのでレポートを。
書いてたら長くなりました(汗)

幽霊物件~呪われる家~
外見はボロボロの一軒家。
絡まったツタや錆びなどもあり、リアル。
郵便受けには手紙が…
ストーリー(要約)
とある不動産屋のチラシには隅にはA~Eの物件のランクを示した文字が書かれています。
しかし、ごくたまに「G」と書かれたものがあります。
それを見た不動産屋は眉をひそめ、とても嫌がるそうです。
なぜなら、「G」とは「ゴースト」すなわち「幽霊」を示すからです。

文京区後楽1丁目に建つ一軒家。
そこは駅からは近いし、間取りは十分、破格の格安物件でした。
しかし、その家には半年と住んだ人はいません。

その家には1つだけ条件がありました。
それは「午後4時になったら家の奥の部屋に鍵をかけて、翌朝まで開けてはいけない」というものでした。
その部屋にはなにがあるのか。
借りた人の話では、夜その部屋から壁を引っ掻くような音が聞こえてきたり、
女の声のようなものが聞こえてきたりすることがあるということです。
そして、その物件のチラシにはひときわ大きく「G」と書かれていたのです…

今回、お客さんはその物件の内見へと向かいます。
お客さんは2本の鍵を渡されます。
玄関の鍵と、開かずの間の2本の鍵…
その鍵には鈴が付いています。
それが魔除けの鈴なのか、それとも何かを呼び寄せる鈴なのか…

扉を開けると玄関の向こうにはまだ前の住人の荷物が置かれたままになっています。
まるで、家を飛び出したかのように…

その家には何があるのか。それは入ってみた人しかわかりません。
イベント内容
今年もオフィスバーンが手掛けたお化け屋敷。
一部では13ドアーズの閉鎖などから、「今年はやらないのでは?」と噂されていたが、無事開催しました。
2007年の夏季限定お化け屋敷で初めて導入したネットとの連動企画(後述)も実施されています。

さらに今年は、9:30~15:30(9月中の平日は10:00~)が白昼編、16:00~22:00が夕闇編と2部構成。
白昼編はパスポート使用可ですが、
夕闇編ではパスポートの使用ができなくなり1人600円かかります。
入口で鍵を渡されるのは夕闇編のみで白昼編では存在すら出てきませんでした。
で、夕闇編では白昼編よりしっかり恐怖演出も増量してます。
センサーだった13ドアーズと違い、本物の鍵を使って入口&開かずの間で扉をあけないといけないし、
脅かしポイントも増えてます。

あと、ライラの冒険前(13ドアーズ跡)とキッズハッカー前に広告看板やオブジェ、お客さんの感想などがあります。
上の写真はキッズハッカー前のオブジェ。ドアに穴があり覗くと…
ネット関連
◆PC版ホームページ
・営業案内
基本営業情報。
・ストーリー&背景
今回のお化け屋敷の設定やストーリー、世界観。「G」印について。
・来場者の声
実際に体験された方の感想。今回のお化け屋敷が開催されたときに実施したアンケートをもとにしている。
・幽霊物件サイト紹介
サイトマップに近い。今回の企画関連のページへのリンクなど。
・水貴の<開かず>ブログ
登場人物の綴るブログ。詳しくは後述。
・「怖がり度」チェック!
10問の問いに答えて怖がり度と最適賃貸物件がわかる。

◆携帯版ホームページ
基本はPC版と同じだが追加・変更要素(以下に記載)がある。
・設定
「G」印について。お化け屋敷の世界観。PC版ではストーリーと同じページにある。
・ストーリー
今回のお化け屋敷のストーリー。PC版では設定と同じページにある。
・宵子の秘密
動画、画像、音源、無料特典動画などがダウンロードできるらしい。
掲示板方式(?)。
当ブログ管理人のケータイでは「ユーザーID未通知」とのエラーが出てしまい見れず。
・フォレストページ
オリジナルノベルゲームや体験レポート「内見者の手記」がある。
とある条件で見ることができる。

◆水貴の<開かず>ブログ
去年の「闇の歯科病棟」でも実施された、登場人物の綴るブログ。
かなりの速度で更新されています。
しかも、1日に500人以上が見ているという…(カウンターより)。
ブログは去年年の夏季限定お化け屋敷『闇の歯科病棟』の主人公「桐夫」も綴っていたのですが、
現時点(9月5日)で比べてみると、桐夫のブログはメールアドレスの公開&メール募集を行っていたり、
血などの表現があったのに対して、今年は割と控えめなようです。
また、幽霊物件が始まり、桐夫のブログの更新が再開しています。
ただし、桐夫が亡くなっているため、書いているのは友人のFです。
今のところ、水貴の<開かず>ブログと桐夫のブログは同じ街であり、連動しているみたい。

◆ゴーストカム
去年も設置されたリアルタイムライブカメラ。
24時間お化け屋敷の中を見ることができます。
7月31日より公開されました。
去年は桐夫のブログと連動していたけれど今年は(現時点で)関わりがないです。
また、カメラも去年が2台だったのに対し1台に減っています。
設置ポイントは最初の方に出てくる台所で、去年と違い脅かしポイントには設置されていません。
さらに、今年は入口での放映もしないようです。

◆フォレストページ
とある条件で見ることができるページ。
条件はコンテンツ『「怖がり度」チェック!』にて怖がり度90~100%を出すこと。
内見者の手記は小説風で、一部音声が再生できます。
ノベルゲームは基本は小説と同じですが、しばらく進むと選択肢が出てきます。
その選択肢でどれを選ぶかによって最終的な結末が変わります。
また、登場人物は『水貴の<開かず>ブログ』とは異なっています。ブログとの関係性は不明。

感想
スペース的なものもあるし、どうだろう?と思っていたのですが、予想以上によかったです。

アクターはもちろん抜群のタイミング、場所から脅かしてくるし、それ以外の仕掛けも機械で動くものだけではなく、
手動の仕掛けがあってオフィスバーンらしさがとてもよく表れているなと思いました。

ただ、残念だなと思ったところは、
①出てくるお化けの統一性があまり感じられなかったこと。
②お化けとお客さんの間に柵などがあったこと。

まず①は『幽霊物件』というテーマなのに、あまり関係ないのではないか?と思うお化け(仕掛け含む)がありました。
小道具やセットなどが幽霊物件というテーマに合っているだけに疑問を覚えます。
以前、オフィスバーンが手掛けたお化け屋敷に入ったことがある人なら気づいた人もいると思うのですが、
使いまわしも結構あったと思います。
これは予算の関係などからある程度仕方ないことだとは思うのですが…。

あとは、お客さんとお化けとの距離感。
テレビで放送されたものとお化けの出てくるタイミングや場所が違い、放送されたときほどお化けが近くなかったです。
お化けがいるところと自分が歩いているところの間に柵となるものがあり、
戦慄迷宮のようなアクターの切迫感はほとんどなかったかなと。

ただ、こう書いていても、実際に体験するとそんじょそこらのお化け屋敷より格段に怖いことは事実です。
普通のお化け屋敷だとここまではできないだろうなと思います。
間違いなく関東では1,2を争うレベルだと思います。

夕闇編ではしっかり恐怖演出も増量してます。
入口で渡される鍵にはちゃんと鈴が付いていて歩くたびに静かな空間で音が鳴り、これがまた怖いです。
個人的には小道具とか途中の「足」(ネタばれ防止)とかの演出が好きでした。
しかも恐怖は最後の最後まで続きます…。
特に白昼編も入った人はその違いに驚くこと間違いなしです!

ネットでの動きが去年に比べて控えめなので、これからなにか動きがあるかもしれません。
あと、パスポート使用不可は結構大きいようで、夕闇編はあまり人がいませんでした。
イベント詳細
『幽霊物件~呪われる家~』
【開催期間】2008年7月19日~2008年9月15日(予定)
【開催時間】・白昼編―9:30~15:30 ・夕闇編―16:00~22:00
※ただし、9月中の平日は10:00~
【料金】600円 
※東京ドームシティーアトラクションズへの入場料は無料。
15:30まではライドフリー(乗り放題チケット)使用可。
【入場条件】6歳以上
【所要時間】約6分
【タイプ】ウォークスルー
【開催場所】東京ドームシティーアトラクションズ タワーランド階段付近
関連リンク
東京ドームシティーアトラクションズ公式サイト
東京ドームシティーアトラクションズの公式ホームページ。

幽霊物件~呪われる家~ 公式サイト
東京ドームシティーアトラクションズによる公式ホームページ。
内容に関しては上に書きましたので。
ここから「水貴の<開かず>ブログ」へも行けます。

オフィスバーン公式サイト
今年も監修されているオフィスバーンという会社のホームページ。

お化け屋敷24時間ライブカメラ ゴーストカム
ゴーストカムのページ。お化け屋敷の内部が24時間、リアルタイムで見れる!

桐夫のブログ
桐夫のブログ。去年年の夏季限定お化け屋敷『闇の歯科病棟』の主人公「桐夫」が綴っていたブログ。



この記事はオフィスバーン五味弘文さま、東京ドームシティアトラクションズの許可、確認をとって掲載しています。

11 件のコメント:

  1. 自分も最終日ですが夕闇編行って来ました。
    ネタバレですがもう終わりなんで細かいとこ言うと、鍵の存在理由がいまいちわからなかったような気がします。ラストの返却時のためってのもあるのかもしれませんが、13ドアーズの時にあった空けた瞬間にアクターみたいのが無かったのが残念です。
    使いまわしについては、むしろ懐かしくていいというか、13ドアーズのガラスが割れて顔出てきてキャーってやつ好きだったんで再び見れて嬉しかったです。
    アクターの接近については、仕方ないというか、アクター側も大変ですから。例えばよみうりランドの「三つの呪い」も1、2ではギリギリまで迫ってくるアクターがすごく怖かったのに、映画とタイアップするようになってからは間を取るようになったし、アクターには触れるなと書いてありますが、結構パニックになってるとアクター殴ったりする人いるようなので。
    いづれにせよあの省スペースでよくがんばったと思います。オフィシャルサイトの感想にも書きましたが、微妙にパワーダウンしてもいいから常設として営業続行してほしいです。

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  2. >708kさん
    常設とまでは行きませんが、ハロウィンイベントでも使用するようです。もちろん監修はオフィスバーン様!
    鍵は、たしかに存在が薄いですが、なにかテーマを持たせるにはちょうどいいかと。
    確かに、空けた瞬間にアクターみたいのが無かったのは残念ですが。
    アクターの接近については、仕方ないのも分ってはいるのですが、テレビの放映のときは、かなり近くまで脅かしに来ていて、そういうのをみるとちょっと残念だったので、あえて書かせていただきました。
    確かに、あのスペースであそこまでできるオフィスバーンおよび五味さんはすごいですよね。
    早く、常設のお化け屋敷ができてほしいですね。
    リニューアル後のジオポリスに大型のやつとかできたらうれしいです。難しいとは思いますが…

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  3. 桐夫のブログが更新再開されてるとは気づきませんでした。水貴のブログともリンクしているみたいですね。
    ジオポリスは来年3月リニューアルオープン予定ですが、なんかアメリカで人気の冒険アトラクションの日本版ができるとかって聞いたことがあります。

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  4. いわたかさんへ
    ハロウィンのオフィシャルサイト見る限りネタ系っぽいですがオフィスバーンである以上質は保証されそうですね。行かなければ。
    mr themeparkさんへ
    初めまして。いつもアミューズメントレビュー楽しく拝見させていただいてます。708Kと申します。コースターがメインですが遊園地業界についてある程度の知識はあるつもりです。
    確かジオポリスの新アトラクションはラグナシアの「マジクエスト」の同型、「4Dライド」(アメイジングスパイダーマン型ではないかと予想)、ウォークスルー型宝探しアトラクション(オフィスバーン監修ではないかと予想)の3つであると発表されてます。詳しくはhttp://www.tokyo-dome.co.jp/release/0712/newgeo.pdf
    コースターファンとしてコースターが無いのはさびしいですが、なかなか充実したものになりそうです。

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  5. >mr themeparkさん
    僕も最初は気が付きませんでしたが、記事を書くときに去年と今年とのストーリーの進行具合を見ようとして気が付きました。
    アメリカのやつですか?どうなるんだろう…
    >708Kさん
    ��4Dライド」はたぶん708Kさんの予想しているものでしょう。
    ただ、投資額が48億円で、ヒーローショーシアターとアトラクション3つなので、ユニバーサルのものより簡単なものとなるんじゃないかと。
    あと、ウォークスルー型アトラクションと体験型ロールプレイングアトラクションのどちらかは、今やっているライラのようなアクターが参加するもの(ジョイポリスみたいな)だと予想してます。

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  6. 今日ハロウィンの館行って来ました。
    内装に大きな変化は無く、コースも同じなためほぼとんど幽霊物件ですが、ゴーストカムを見ながら客が仕掛けを起動させることができる「リモートゴースト」についてはそれなりにおもしろいです。
    幽霊物件との比較もかねて一度入られてみることをお勧めします。

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  7. コメントありがとうございます!
    やっぱりコースは一緒でしたか~。
    あのスペースなので、変更はないかなと思っていたのですが。
    あと、ゴーストカムは実は、9月28日の夜にテストをやっているのをたまたま見てまして。どんな配置の部屋にどんな感じで設置されるかも知っていました。
    今度行ってみますね!
    ハロウィンの館も幽霊物件と同じく、許可が取れれば記事を書きたいと思います。

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  8. 遅くなりましたが、僕もハロウィンの館行ってきました。708Kさんとかぶりますがほぼ幽霊物件ですね。リモートゴーストは人気で人だかりができてました。
    今思えば中で出てくる「ブギーマン」の衣装やマスクは映画そっくりでした。造形物のきめ細かさも定評ですね。

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  9. >mr_themeparkさん
    いつも、コメントありがとうございます。
    やはり、外装も含めてあまり変わってないようですね。
    オフィスバーンの監修するアトラクションは、演出だけでなく、置いてある小道具や、アクターの衣装なんかもしっかり作りこんでありますね。
    今度、中間考査が終わり次第、行ってみたいと思います。
    体験中に余裕があれば造形物もしっかり見てきますね(笑)

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  10. こんど、修学旅行で行くので楽しみです♪

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  11. >猫さん
    はじめまして。
    このページで紹介している「幽霊物件~呪われる家~」は2008年夏の期間限定アトラクションなので、すでに終了してしまっているのですが、東京ドームシティには他にも楽しいアトラクションがたくさんありますよ
    修学旅行でいらっしゃるとのことで、ぜひ楽しんでらしてくださいね!

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